６月議会開会

共産党は請願５件すべて紹介

先端研増築・電気工事に８億１１８０万円

　鶴岡市議会６月定例会は15日（火）開会されました。

　６月議会に提出された市民の請願は５件で、日本共産党鶴岡市議団は５件すべての紹介議員になっています。

■戦没者遺骨含む土砂使用しないよう求める―総務委で審査

　請願は、「沖縄戦戦没者の遺骨等を含む土砂を埋め立てに使用しないよう国に求める意見書の採択を求める請願」（戦没者遺骨の尊厳を考える宗教者の会・代表漆山ひとみ）は、国に対して遺骨の残る沖縄本島南部からの土砂採取の中止を求めています。

　紹介議員は坂本昌栄議員（共）、田中宏議員（市民）、草島進一議員（無）です。

　22日（火）の総務常任委員会（富樫正毅委員長）で審査されます。

■「地域医療体制の抜本的改革」など３件―厚生委で審査
　
　「保険薬局も無料低額診療事業の対象とすることを求める意見書の提出に関する請願」（山形県民医連・会長本間修）は、社会福祉法による無料低額診療事業が医療機関で実施されても、院外処方の薬は患者の自己負担であることから、国に対して、保険薬局も無料低額診療事業の対象とすることを求めています。

　紹介議員は山田守議員（共）です。

　「無料低額診療事業を利用する方の保険薬局での窓口負担の助成に関する請願」（山形県民医連・会長本間修）は、青森市などでも２０１３年７月から保険薬局での薬代の助成を実施していることから、鶴岡市に対して同様の助成を求めています。

　紹介議員は山田守議員（共）です。

　「鶴岡地区と庄内二次医療圏の地域医療提供体制の抜本的改革を求める請願」（鶴岡の医療連携の在り方と庄内二次医療圏構築を求める市民会議・代表仲川昌夫）は、鶴岡市に対して、医療・介護・福祉を連携させ、一体的に機能する「地域密着型医療連携推進法人」の創設を検討すること等を求めています。

　紹介議員は全ての会派で、長谷川剛議員（共）石塚慶議員（新政）、石井清則議員（市民）、黒井浩之議員（公）、草島進一議員（無）です。

　上記３件は24日（木）の厚生常任委員会（加藤鉱一委員長）で審査されます。

■コロナ禍による米価下落対策求める―産業建設委で審査

　「新型コロナ禍による米の需給改善と米価下落対策を求める請願」（庄内農民連・会長渡部正一）は、政府に対して、需要縮小による過剰在庫を政府が緊急に買い入れ、米価下落に歯止めをかけること等を求めています。

　紹介議員は菅井巌議員（共）です

　25日（金）の産業建設常任委員会（五十嵐一彦委員長）で審査されます。

■先端研増築、加茂コミセン移転改築

　当局提案の条例案件では、「市営住宅設置管理条例の一部改正」は、茅原地内の住居表示の実施に伴い、市営住宅の位置表記を現行の茅原字西茅原から、西茅原町に改めるものです。

　契約は、

・「先端研究産業支援センターＦ棟の増築工事」は、鶴岡建設・十和建設・菅睦建設特定建設工事共同企業体と５億９５１０万円で、

・「同電気設備工事」はデンケン・大同・エヌエス特定建設工事共同企業体と２億１６７０万円で、

・「加茂コミュニティ防災センター移転改築工事」は、佐藤工務・鈴木工務店特定建設工事共同企業体と３億５６４０万円で、

・「斎小学校体育館改築工事」は、（株）菅原工務店と２億９４３６万円で、工事請負契約を締結するものです。

　財産の取得は、除雪車両２台と消防車両２台を取得します。

■庄内広域行政組合議員定数削減

　「庄内広域行政組合規約の一部変更」は、構成自治体である鶴岡市及び酒田市の議員定数の減を踏まえ、組合議員の定数を改めるものです。

　鶴岡市は７人から６人へ、酒田市は６人から５人へ減じ、三川町・庄内町・遊佐町は従前どおり各１人です。

　指定管理者の指定は、本年12月から供用を開始する「屋内多目的運動場」を鶴岡市体育協会に指定管理します。