比例を軸に、党支持を広げることが一番大事

総選挙・市議選勝利目指す山形県選挙学校

　来るべき総選挙と、市議選勝利を目指す山形県選挙学校が17日開かれ、党中央委員会選対局の田熊和貴氏が講演しました。

■総選挙―党の歴史上初めて政権交代を掲げる選挙

　田熊氏は、２つの選挙を連続して（同時に）たたかう構えについて話しました。

　総選挙の意義と目標は、政権交代と野党連合政権の実現で、憲法をまじめに実行する政府をつくること、

　①市民と野党の共闘の勝利、

　②党自身の躍進で、８５０万票の獲得、東北で２議席をはじめ全国11ブロックすべてで議席増を実現することだと強調しました。

　政権交代を掲げる選挙は１世紀にわたる党の歴史上でも初めての経験であり、日本の政治をみても憲法を誠実に実行する初めての政権の樹立であり、力を尽くそうと呼びかけました。

■市議選―総選挙と連続してたたかう、相乗的に取り組む

　10月10日投票の鶴岡市議選の目標と位置づけとして、「一番は大幅得票増であり、現有維持ではなく、得票を大幅に増やさないと勝利はありえないという攻めの選挙にしなければ勝利の保障がない」と話しました。

　「市議選は市民の暮らしとあり方が問われる選挙。

　しかし、総選挙と連動してとなる。

　市議選は候補者の人物像も重要だ。

　市政をめぐる論戦では、国政はメディアで取り上げられるが、市政はみんなが頑張らなければ見えない。

　総選挙・市議選を連続してたたかう、同時に独自に相乗的に取り組むこと。

　総選挙の上に市議選をなどとなるとうまくいかない。

　比例を軸に、党への支持をどれだけ広げるかが一番大事な要素に。

　２つの選挙をめざして大事な点は、様子見に陥らないこと。特別期間に全力を注ぐことだ」と訴えました。

■つどいを無数に開き、党を自分の言葉で縦横に語る

　新しい挑戦として、「つどいを少人数で無数に開き、党そのものをわかってもらう。

　積極的な支持者を増やしていく取り組みを重視し、党を自分の言葉で語ることが大事」と話しました。

　有権者が広く認めている共産党への印象は、「ぶれないで筋を通す。

　タブーを恐れず真実を伝える党。

　党だけでなく主権者の国民が政治をかえる。

　自主独立の党であり、政治資金も清潔で、主権者のお金でたたかう党など、縦横に語ろう」と呼びかけました。

　また、広い層との協力、共同の探求を進めることが重要だとし、「菅政権発足時70％の支持率が半年間で40％に低下した。

　多くの有権者が期待はずれでだまされた。

　期待したがだまされたと怒っている。

　従来の支持者の枠組みにとらわれず、今まで他党支持のところにも出かけていこう」と呼びかけました。

■党員・後援会員の持てる力の総発揮を

　田熊氏は、一人ひとりが持つ結びつきにもれなく支持を呼びかけることが、5人勝利のカギを握っていると語りました。

　「党員や後援会員の結びつきは全市的にある。

　５人の候補者を５つの地域割りで支持を広げるわけだが、自分の地域の候補者だけ支持を拡げると５分の１だけが対象になり、５分の４を捨ててしまうことになる。

　全候補の勝利に責任を持ち、地域割りに沿って、その候補者の支持を呼びかける。

　そのためにも出足早い取り組みを」と訴えました。

　最後に党市議団が決意を語りました。