と畜ライン制御システム更新次年度へ繰り越し

庄内広域行政組合２月議会

　庄内広域行政組合（理事長・丸山至酒田市長）議会２月定例会が12日、なの花ホール（三川町）で開かれました。

　令和２年度庄内食肉流通センター事業の「と畜ライン制御システム」更新予算１７７３万２千円が、新型コロナの影響で、オランダから技術者が来ることが出来ず、次年度に繰り越す他、令和３年度の各会計予算が原案通り可決されました。

　加藤鉱一議員は「過去に、と畜ラインが故障しストップしたが対策は十分か」と質問。

　佐藤良事務所長は「平成30年度に故障した際、オランダ製のため技術者がすぐに来れず３日間停止したが、現在はすぐに対応出来るよう部品を確保している」と答えました。

■人材育成に育英資金の造成を

　庄内地域振興基金は平成６、７年度に14市町村で18億円出資し、県助成２億円を合わせ20億円で造成。平成18年度から令和２年度まで毎年１億円、計15億円を食肉流通センター（平成13年８月建設）特別会計に繰り出してきました。

　繰り出しが終わり、新たな地域振興基金について、加藤鉱一議員は「急激な人口減少と地盤沈下の庄内の課題解決に向けて、例えば人材育成に奨学金など育英資金を造成できないか」と質しました。

　丸山至理事長は「庄内が一体で取り組む課題は多く、私も重要と考えている。

　構成市町と相談し、新たな地域振興基金の造成を検討したい」と答えました。

　議員協議会では、議会議員の定数見直しについて着手することを決めました。