看護学校移転新築後の教育理念・目的等を承認

荘内看護専門学校基本構想策定委

　鶴岡市荘内看護専門学校の移転に向けた第３回基本構想策定委員会（山木知也委員長＝市社旗福祉協議会長）が28日開かれました。

　これまでの委員からの意見を踏まえ、学校憲章、教育理念、教育目的、新学校の特徴等を承認しました。

　校舎は３階建て、延べ床面積２５００平方ｍ、総事業費は約11億５０００万円を見込みこんでいます。

　新校舎建設を含めた運営費は、市の年間実質負担額で、現行の約６０００万円から５０００万円増額となる１億１０００万円の試算としています。

■「シミュレーションラボ共同で」など意見

　委員から「定員充足率８割を３年連続下回ると、修学支援制度による奨学金が受けられなくなるが、その際に学生への支援策も講じてほしい」、「高校卒業者だけでなく、４年制大学卒業生や社会人の入学など幅広く対象者を受け入れてほしい」などの意見が出されました。

　施設関連では人形モデルなどを備えた「シュミレーションラボ」の整備が提案され、委員から「シュミレーションラボの整備費は莫大となるため、市立荘内病院や酒田市、県と共同で設置し、機能を充実させ活用できるようするべきで、特徴としてアピールできるようにしては」などの意見が出されました。

　今後、市民からの意見公募を経て３月末までに基本構想を策定し、令和３年度に基本設計に着手し、令和７（２０２５）年４月の開校を目指します。

　坂本昌栄市議が傍聴しました。