祝意を述べる皆川市長 ４選を決め万歳する吉村氏（前列中央）
野党各党と「明るい県政をつくる会」などの市民団体が推す現職の吉村美栄子氏（69）と、自民・公明両党が推薦する新人の大内理加氏(57)の一騎打ちとなった山形県知事選挙は24日投開票され、吉村氏が約40万票、得票率70・31％で圧勝し、４選を果たしました。
日本共産党は、自主的支援を決め、対話と支持拡大、宣伝などで吉村勝利へ全力をあげて奮闘ました。
■締め切り直後に当確
皆川市長が祝福
午後８時すぎ、投票締め切り直後に「当確」の報が入り、夕方まで県庁で公務にあたっていた吉村知事は「これだけ早く当確が出るとは」と感極まって、「新型コロナ対策に県民の命がかかっています。市町村と一緒になって取り組みます」と決意を表明しました。
祝福に駆け付けた鶴岡市の皆川治市長は、「誰一人取り残さないという姿勢で県内を駆け巡り、命と暮らしを守る政策を訴えた」とたたえました。
■市民と野党の共闘、
市長・市議選に弾み
知事選はコロナ禍から県民の命と暮らしを守る吉村県政の継続か、自公政権の新自由主義路線、「国との連携」を強調する自民党県政の復活を許すのかが最大の争点となりました。
吉村氏の得票率が70％を超えた背景には、新型コロナ対策をはじめ地方の格差拡大に無為無策の菅政権に対する県民批判が極めて大きいことがあります。
「国政とのパイプ」を訴えた自民・公明推薦の大内氏に大差をつける結果となりました。
この勝利は、市民と野党の共闘で国政での野党連合による政権交代、秋の鶴岡市長選・市議選にも弾みとなるものです。
共産党市議団は吉村氏の支援で全力をあげました。
