観光業関係者からコロナ禍の影響聞く

市議会産業建設常任委が意見交換会

　鶴岡市議会産業建設常任委員会は、10月27日に市民との意見交換会を開催しました。

　意見交換会のテーマは「観光業の現状及び課題について」で、湯野浜と由良、湯田川、温海地域の旅館組合及び観光協会の代表らが参加しました。

　参加者からは、次のような声が寄せられました。

●「10月１日からＧＯＴＯトラベル開始で、加盟しているところは平日も繁盛している。

　とはいえ、終了後は先行きが見えない。

　そもそも冬場は誘客が弱まり、その後の集客が心配だ。

　湯野浜は海水浴場がメインなので感染対策をして開設できた。

　しかし、来年もコロナが続けば、海水浴場の開設が心配だ。

　ワクチンも不明瞭で、来夏の対策に先を見越した支援をお願いしたい」

●「来年以降は大きい旅館が苦しくなる。

　現在は、固定資産税猶予だが、来年に今年の支払いがある。今年度の猶予分を減免してほしい」

●「９月に入り観光客の動きは出てきたが、前年の50％に至らない。

　観光案内所を訪ねる人のうち、５割が首都圏からで、海外からのインバウンドは壊滅的だ。」

●「定員25人の民宿で、地域の消防団や老人クラブなどの行事がメインだったが、ほとんど休んでおり、法事もなく大打撃だ。」

　常任委員会では、今後の市議会活動の参考意見とするものや、執行機関に伝えるもの、議会として調査・検討を行いその対応を明らかにするものなどにまとめ、活動に反映させることとしています。

　長谷川剛市議が参加しました。