エアコン設置で子どもたちも快適

市議会市民文教常任委が小中学校など視察

　鶴岡市議会市民文教常任委員会（石井清則委員長）は７月29日、新型コロナウイルス感染症対策や、昨年度市内小中学校の全普通教室へ設置されたエアコンの状況について、朝暘第四小学校と櫛引中学校を訪問。併せて市教育委員会では、今年度から推進するＧＩＧＡスクール構想（小中学校で１人１台のタブレット型パソコン導入整備等）についても視察調査・聞取りを行いました。

■感染症対策とエアコン稼働状況

エアコンが設置された櫛引中

　小中学校での新型コロナ感染症対策では、児童生徒の検温、マスク着用、３密を避ける活動スタイルの変化について、各校教頭より校内での授業様子等の案内と説明を受け、一斉休業後の様子や支援・要望について伺いました。

　エアコンの稼働状況については、設定温度を決めた上で、コロナ対策としての換気にも配慮しつつ、暑さで授業に支障がある場合は各教室で柔軟な使用を促しており、「子どもたちも快適な様子」とのことです。

■修学旅行は東北・新潟県限定で

　また今後の学校行事予定として、修学旅行については首都圏等のコロナ感染拡大を受け、現段階の判断では県内や東北６県と新潟県に限定しての実施予定としており、学習発表会や合唱コンクールも３密回避と換気の徹底、収容人数の半分以下などの対応をとりながらの実施を検討するとのことです。

　委員として参加した菅井巌市議が「学童保育関係者からコロナの関係で小学生の夏休みのプール利用ができないことへの対応として、学校体育館の開放・使用などの要望があるが」と質問したところ、担当課長は各校へ相談を頂いたうえでの上で、要望に沿った対応を考えている旨が述べられました。

■ネット環境整備に国補助活用も

　また、ＧＩＧＡスクールでは、家庭での活用も検討されています。市の調査によればインターネット環境が無い家庭が２・３％あり、その整備についても国の補助活用も含め考慮したい旨が述べられました。