事業計画をすすめるのは前田建設工業株式会社（東京都千代田区）で、藤島・添川近郊と羽黒・川代～櫛引・宝谷近郊の山間部２ヶ所となっています。
添川近郊には発電出力３２００kw級～４２００kw級（ローター直径１２０ｍ、最大高さ１８０ｍ）を最大14基程度で、川代・宝谷近郊には同発電出力を26基程度で、計最大40基程度です。
建設工事期間は２０２４年７月～27年６月、営業運転開始を27年４月頃～７月頃の計画です。
市によれば同社は風力発電施設の施工実績は国内16ヶ所ほどあるとのこと。
市では、同社からの事業概要説明があったことから、影響の大きいと思われる出羽三山神社や藤島、羽黒、櫛引の地域住民の代表者等に順次情報提供を行っているとしています。
今後は市に対して同社から計画段階環境配慮書が８月６日に送付される予定で、８月７日～９月７日の１ヶ月間の縦覧を予定しています。
原子力発電や石炭火力発電から再生可能エネルギーへの転換は重要ですが、建設と運営維持や発電利益など地域経済循環との関係、出羽三山周辺や山間部の自然環境と景観、災害リスクなどへの配慮・課題も予想されます。
市では計画段階配慮書の縦覧について本庁舎の他、藤島、羽黒、櫛引の各庁舎でも実施予定としています。
（図：風力発電事業計画区域）
