児童福祉施設職員に慰労金

３月の臨時開所当初に従事した人は対象外

　山形県は感染症拡大防止やサービス継続のために従事した児童福祉施設等の職員に対し、全国初の慰労金を給付する事業が追加され、鶴岡市の７月補正予算に提案されます。

　対象者は放課後児童クラブ、保育園、幼保連携型認定こども園、地域型保育施設、届出保育施設の職員とされ、事業内保育園や放課後児童クラブで勤務した児童館職員も含まれています。

　令和２年４月１日から６月30日までの間に、時間制限なく延べ10日以上勤務した職員に、一人当たり５万円が給付されます。

　鶴岡市の調べでは93施設あり、約１５００人で７５００万円を見込んでいます。

　放課後児童クラブ（学童保育所）指導員からは「頑張ったことがやっと報われた」、「厚労省保育課の見解に怒りが込み上げてきたが、県や市が認めてくれたことに感謝する」との声が届いています。

　今回の慰労金支給は４月からが対象となり、３月１日から臨時開所当初、指導員確保までの間に従事した人は対象外となっています。

　坂本市議は「３月の臨時開所当初に支援をしてくれた方々がいたからこそ学童保育所は開所できた。是非市単独での検討をお願いする」と要請しました。

　幼稚園職員については県が直接給付することとなっており、市の補正予算には含まれません。