あわせて、６月26日に市議会が市に要請した「新型コロナウイルス感染症に関する議会要請事項等」への対応について説明を受けました。
主なものを紹介します。
■小規模事業者新しい生活様式対応支援事業
市内に事業所を有する小規模事業者に飛沫対策設備（仕切り用のアクリル板、透明ビニールシート等）や換気設備、テレワーク環境整備のための専用ソフト、衛生用品など感染症予防対策に上限10万円で支援します。
想定数は、５０５０事業所です。
■生活困窮者支援を強化
①自立支援相談員増員
感染症の拡大により、生活困窮者の相談件数が増加していることから、自立相談支援員を現在の４人から５人体制に強化します。
令和元年度の新規相談件数１８６件に対し、令和２年度は４～６月の３ヵ月で１２３件と急増しています。
②支援米の支給
県との協調事業として、感染症の影響で休業・失業した生活困窮者等の生活安定と経済的負担の軽減を図るため、生活困窮者等への県産米を支給します。
対象者は、生活福祉資金の特例貸付受給者で希望された２００世帯を見込んでいます。
20㎏を３回分けて年60㎏を支給します。
申請期間は、令和３年２月末までです。
③市独自追加貸付
社会福祉協議会の緊急小口資金の利用は、６月30日現在で１６４件、２６５万５千円となっています。
また、市独自の追加貸付資金は、６月30日現在で42件、４２０万円となっており、今後も継続していきます。
家賃を補助する住居確保給付金も利用件数が増えており、６月30日現在で49件、４０３万１千円であり、制度を継続していきます。
■追加経済対策 商工業者支援を増強
①「長期安定資金Ⅱ」増枠
金融支援の拡充では、市の商工業振興資金「長期安定資金Ⅱ」を通常の融資枠とは別に20億円を設け、今後さらに利用が見込まれることから総額50億円に拡大します。
②社労士等手数料補助
雇用調整助成金申請代行補助事業として、雇用調整助成金の申請代行に係る社会保険労務士等への手数料に対し補助を行います。
補助金額は１事業所当たり上限40万円で１回限りとなります。
③市内宿泊施設利用に補助
「鶴岡泊まって応援キャンペーン事業補助金」として、鶴岡市民が市内の宿泊施設を利用した場合、地場産品等の商品券を贈呈し支援します。
宿泊代金を市として最大で３千円割引（１万円未満は２千円）、市の特産品１千円相当を贈呈します。２万５千人を見込んでいます。
