鶴岡市議会臨時会が５月28日開かれ、新型コロナウイルス感染症に係る追加経済・生活支援策４億３２５９万円、５月５日の市長専決処分の報告と承認、皆川治市長と山口朗副市長の６月期末手当を全額支給しないとする市特別職給与条例の一部改正を決めました。（前号参照）
■市長は冒頭で詫び
皆川市長は発言の冒頭で、５月23日の鶴岡市プレミアム付き飲食券のドライブスルー販売について「交通渋滞など多くの市民に迷惑をかけた」と詫びました。
新政クラブ代表の菅原一浩議員が緊急質問を行い、「全国に醜態をさらした。３月補正の宿泊・飲食業応援事業費１億円を、既決予算の組み替えで、販売方法の詳細な説明が議会になく実施に至った。経緯について伺う」と質しました。
市長は「ドライブスルー販売は私が指示した」「一刻も早く飲食店に支援を届けたい思いと、販売における３密回避との難しさがあった」と述べました。
■高いプレミアム率に工夫すべき課題
50％という高いプレミアム率に消費者が殺到した事態の反省として、飲食業支援の目的に合致した内容、例えばプレミアム率の25％は消費者に、25％は業者に直接支給など工夫すべき課題が残り、今後の教訓にすべきでしょう。
プレミアム付き飲食券のドライブスルー販売（５月２３日、小真木原公園）
