フリーランス等への支援不十分 改善を

鶴岡民商が市に要望書提出

　鶴岡民主商工会は11日、鶴岡市に対し個人事業主の切実な要望を踏まえた「新型コロナに対応した緊急経済対策に関する要望書」を提出しました。

　鶴岡市では様々な支援策がとられているものの、ミュージシャン、学習塾やピアノ講師などフリーランスとして働く人たちへの支援制度が不十分なことや、市の無利子融資制度では居酒屋は対象でも、鶴岡市の通知ではスナックが除外されている問題、家賃への支援が飲食・小売りに限定され、店舗が持ち家でローンを支払っている実態があっても対象になっていないことなどの対応についても改善の要望を行いました。

　30代の飲食店を経営する店主からは「１回だけの給付金では店の維持は困難。融資を受けるにも簡単には借りられない人も多く、２月の請求を払えない店も多い。仕入れ先の八百屋、魚屋さんも困っていると思う」と切実な実情を訴えました。

　また、国保の傷病手当金については「鶴岡民商が長年要求してきた問題。市議会での条例改正により一歩前進したが、婦人事業主・家族専従者・フリーランスなど残念ながら支給対象にはなっていない。引き続き要望していきたい。」などの意見が出されました。

　鶴岡市は、出された要望書についての回答は後日文書で回答するとしました。