人員不足でスタッフに疲労

坂本市議が学童・放課後デイで聞き取り

　学童保育や放課後デイサービス施設の現状を、坂本昌栄議員が聞き取りをしました。

■一日保育延長で指導員に疲労

　新型コロナウイルス対策による学校休業の要請が５月６日まで延長され、市内の学童保育所では一日保育を延長することになりました。

　４月１日から新１年生を迎え、３月と比べ登所児童が増加したことから、指導員の打ち合わせや事務作業等の時間が取れず、指導員の疲労は増しています。

　その後、国の緊急事態宣言が発令されて以降、保護者の協力もあり登所児童数は減少していますが、一日保育は継続的に行われています。

　学童によっては指導員の負担軽減を図るため、保護者に協力要請をして土曜日を閉所しているところもあり、開所日数減少による委託料の減額や、登所児童の減少に伴って保育料の減収が見込まれ、今後の施設運営に影響が及ぶと予測されています。

■風邪・花粉症等の休養でスタッフ不足

　放課後デイサービス施設では、学区をまたいで受け入れを行っています。

　スタッフの中で風邪気味や花粉症、基礎疾患を持った職員は休養を取ってもらうため、スタッフが毎日不足状態になっています。

　放課後デイは養護学校からの派遣が対象となっており、現状では小中学校教職員の派遣は出来ない状況があり、スタッフは疲労感が増し、今後の対応が急がれます。

　また、公園等への外出にも躊躇しており、屋外への外出については市民へ根拠（エビデンス）となる広報活動を求めています。

　日本共産党市議団では現場の現状を聞き取り、各部署に随時報告し、対応策について一緒に検討していきます。