感染対策、業者支援など６項目要請

新型コロナ

共産党市議団が市長に緊急申し入れ

五十嵐禎子党地区委員長（左）と加藤鉱一市議団長（中央）が 皆川治市長（右）に要請書を提出 共産党市議団が皆川市長、山口副市長と懇談

　庄内地域で初の感染者が５日、鶴岡市在住の20代男性について確認されたことから、日本共産党鶴岡市議団は６日、午後１時40分に鶴岡市長に緊急の申し入れを行いました。

　申し入れは、

　１、今後、急速な感染拡大が想定されることから、最大リスクを想定し、新型コロナウイルスを封じ込めるために強力な感染対策が求められ、

　①市長が市民に対して、不要不急の外出を控えることを訴えること。

　②各種集会や花見などの行事について、４月中は控えることを要請すること。

　２、深刻な影響が広がっている市内事業者に対して速やかな支援が実施されるよう関係機関の総力をあげて対応すること。市が主催するイベントの中止を求める場合は、直接・間接を問わず補償をセットで行うこと。

　３、国に対して強力な財政支援を求めること。

　４、急速な感染拡大に備えるため、検査、医療体制の強化、確立を進めること。

　５、医療機関や介護福祉施設などが対応できる強力な支援、対策を国に求めること。

　６、学校の閉鎖に伴う放課後児童クラブ等の長期開設に対し、現場の状況を聞き取り、人員、資機材の整備を進めること。

　以上の６項目です。

■党市議団と市長・副市長が懇談
　学童保育への支援求める

　皆川治市長と山口朗副市長が応対し、市長は、「医療崩壊を招かないようにしたい。感染拡大防止が最重要課題だ」と応えました。

　市内の全小中学校の始業を４月20日以降に延期し、６日から加茂水族館や市立図書館、小真木原総合体育館、荘銀タクト鶴岡、各コミセン、地域活動センターなど市の施設を20日までをめどに休館するなど対策をとる、市立農業経営者育成学校「ＳＥＡＤＳ（シーズ）」第１期生の入学式も４月20日以降に延期すると説明しました。

　懇談では、保育所を卒園し小学校１年生となった児童が学童保育に多数入所し、現場の状況が大変なことを伝え、休業が続いている小学校の手厚い支援を求めました。

■鶴岡市は「感染確認地域」に該当

　当日、市の対策本部会議が開かれ、「感染確認地域」に該当することとなったことから、感染拡大防止策の新たな方針が定められました。


新型コロナウイルス感染症に対する緊急対策の実施を求める申入れ（PDF）

2020年4月6日

鶴岡市長　皆川　治　様

日本共産党鶴岡地区委員会

委員長　五十嵐　貞子

日本共産党鶴岡市議団

団長　加藤　鑛一

　　　菅井　　巌

　　　山田　　守

坂本　昌栄

長谷川　剛

新型コロナウイルス感染症に対する緊急対策の実施を求める申入れ

　日頃の市政運営に敬意を表します。

　5日、本市で新型コロナウイルス感染者が確認され、県内で合わせて13人（6日10時現在）となりました。感染拡大が市民生活と地域経済へ深刻な影響をもたらしており、緊急の対策が求められています。したがって、下記の点について緊急に申入れを行います。 

記

１、今後、急速な感染拡大が想定されることから、最大リスクを想定し、新型コロナウイルスを封じ込めるために強力な感染対策が求められます。

①市長が市民に対して、不要不急の外出を控えることを訴えること。

②各種集会や花見などの行事について、4月中は控えることを要請すること。

２、深刻な影響が広がっている市内事業者に対して速やかな支援が実施されるよう関係機関の総力をあげて対応すること。市が主催するイベントの中止を求める場合は、直接・間接を問わず補償をセットで行うこと。

３、国に対して強力な財政支援を求めること。

４、急速な感染拡大に備えるため、検査、医療体制の強化、確立を進めること。

５、医療機関や介護福祉施設などが対応できる強力な支援、対策を国に求めること。 

６、学校の閉鎖に伴う放課後児童クラブ等の長期開設に対し、現場の状況を聞き取り、人員、資機材の整備を進めること。

以　上