自衛隊が装甲車・ジープ等を展示

つるおか大産業まつり

まつりの目的に合致するか疑問

上・「ＮＢＣ偵察車」とみられる装甲車（１９日撮影、関徹県議撮影） 下・ジープ型車両。前輪の位置に掲出されている案内板には 「高機動車」と記されている（２０日、菅井巌市議撮影）

　「つるおか大産業まつり２０１９」が19日、20日の２日間、小真木原公園で開催され、大勢の人が訪れました。

　関徹県議、日本共産党市議団の議員も参加しました。

　朝陽武道管内では地域の45の企業・団体による製品・商品展示や体験コーナーが設けられ、会場内のテントでは森の恵みキノコ類の展示販売や、木工体験、産直農畜産物販売や、友好都市である北海道木古内町、名寄市などの特産品販売など、家族連れなどでにぎわいを見せていました。

　そうしたなか、土曜日に訪れた人から「自衛隊の装甲車等が展示されている。まつりにはそぐわないのでは」との声が寄せられました。

　日曜日には装甲車はなく、ジープ型車両とオートバイが展示され、「働く車」として電力会社の高所作業車との併設展示となっていました。

　自衛隊が土曜日に展示した装甲車（写真）は「ＮＢＣ偵察車」とされ、資料によれば核・化学・生物兵器対処用の装輸装甲車で、車体上部には機銃も装備できるものとなっています。

　また、市民に広報された今回の大産業まつりのパンフレットには、自衛隊車両の展示の記載はありません。

　「あつまれ！食と緑と技の祭典」と呼びかる大産業まつりの目的に合致するものなのか疑問です。