藤島に「避難準備・高齢者逃避開始」発令

台風19号

市内で31世帯39避難、建物被害も

写真：京田川13日９時頃　藤島三和の㈱ウエノ裏 ＝藤島庁舎総務企画課提供

　大型の台風19号が12日から13日にかけて関東を縦断し、東海、関東甲信越、東北では記録的豪雨となり、川の堤防が壊れる「決壊」が７県37河川52か所、堤防からの越水など延べ１８１河川に及び、全国で少なくとも１万棟以上の住宅が水につかり、多数の死亡・不明者など甚大な被害をもたらしました。

　鶴岡市では12日16時30分に災害対策本部を設置し、京田川と藤島川の増水が見込まれることから藤島地区に「避難準備・高齢者等避難開始」を発令しました。

　藤島地区と東栄地区、八栄島地区の各地域活動センターに避難所を開設しましたが、避難状況は藤島地区で２世帯２人にとどまりました。

　藤島地域以外では自主避難所を12日15時に開設し、 避難状況は鶴岡第一コミセン４世帯７人、第四コミセン１世帯１人、第五コミセン５世帯６人、大山コミセン２世帯３人、羽黒・泉地区地域活動センター１世帯１人、櫛引生涯学習センター２世帯２人、朝日中央コミセン２世帯３人、温海地域各公民館11世帯13人、湯野浜ＣＣ２世帯２人となっています。

　13日９時40分に災害警戒本部に移行し、避難準備・高齢者等避難開始発令を解除しました。

　鶴岡市の被害状況は、建物被害が藤島でプラスチックベニヤの剥離１件、鼠ヶ関でトタン屋根の一部剥離１件などでした。