佐藤昌哉議員（新政ク）の「五小建て替えを密室で決めた」発言で審議ストップ

　定例会最終日の26日、新政クラブの佐藤昌哉議員が５日に行った朝暘五小の建て替えに関しての一般質問の発言で、「（現地建て替えを）密室で決めた」と述べたことを、市民クラブの小野由夫議員と政友公明クラブの中沢洋議員が問題視し、本会議の審議が午前中の約２時間中断しました。

　その間、議会運営委員会が開かれ、佐藤昌哉議員の「発言の訂正、撤回」の意思がないことがわかり、齋藤久議長の見解では「密室は不穏当発言にあたらない」との結論となりました。

　しかし、朝暘五小の建て替えは決まったものではなく、地域の９団体の市長要望会には「三中の改築を例に最短での流れを説明したもの」と教育長が述べており、「密室で決めた」と、事実と異なる発言で市長を追及することは「不穏当」に当たる可能性があります。

※議会における不穏当発言の該当基準（廣瀨和彦地方議会総合研究所所長・元全国市議会議長会法制参事）

①無礼な発言

②他人の私生活にわたる発言

③発言の根拠が不明確である発言や、事実と異なる発言

④基本的人権を侵害する発言