大岩川トンネル来年 10月完成予定

日沿道大岩川トンネル工事現地説明会

日沿道大岩川トンネルの工事現場

　現在工事が行われている日本海沿岸東北自動車道（日沿道）の大岩川トンネル工事の現地説明会が１月22日に行われ、事業実施主体の国土交通省東北地方整備局・酒田河川国道事務所、工事請負業者の㈱奥村組東北支店の担当者より、工事概要の説明を受けました。

　山口副市長、増田建設部長ら市当局と市議会議員等が出席しました。

　トンネル工事は昨年11月中旬から開始され、あつみ温泉インターチェンジの先の大岩川から小岩川（新潟方面側）に掘り進み、長さは１０１６ｍ、来年10月までの完成を予定しています。

　現場事務所付近にトンネル内面に吹き付けるコンクリートの製造プラントを設置し、トンネル掘削作業は出入口付近を重機で行い、内部の堅い岩盤地帯ではダイナマイトでの発破工法を用い、土砂は仮置き場に搬出するとしています。

　現地にはトンネル工事専用重機なども配備され、請負業者は掘削による山の変化なども注意しながら作業をすすめるとしています。

■共産党県議・市議団は安全対策求める

　このトンネル工事をめぐっては、昨年８月に県に対して関徹県議や日本共産党市議団が、工事に使用するダイナマイトの仮設火薬庫設置について、その安全対策と住民説明を求めました。

　その後11月に県の危機管理官による現地調査で、県の許可を受ける前の事前着工を確認。請負業者への仮設火薬庫の基礎撤去命令がされています。

　地域住民、工事関係者の安全確保のためにも、慎重な工事施工が求められます。

　この説明会に日本共産党市議団から山田、菅井、長谷川の３市議が参加しました。