新規創業者の継続について検証を

第２回鶴岡市総合戦略策定推進会議

　第２回鶴岡市総合戦略策定推進会議が７日行われました。

　総合戦略とは、「鶴岡市人口ビジョン」を踏まえ、人口減少の課題に対する目標や施策の基本的方向性、具体的な施策をまとめたものです。

　総合戦略の取り組みの見直しでは、農業人材育成事業が新規に追加され、当局から「現在就農者は年間１４０人減少し、労働力の確保が深刻だ。新規に農外者も含め25人増やす」との状況説明がありました。

　重要業績評価指標（ＫＰＩ）の見直しは、旧栄小学校の校舎を活用し、インキュベーション※施設の拡張による新規入居者数・入居団体の売り上げの伸び率・入居団体の新規就労者数等の評価指標が新規に示されました。

　総合戦略については、委員から「自然豊かな保育交流もいいが、地域にある自然施設の活用もするべきではないか」「自然の中での保育をするために、若者の仕事づくりとして地域で専門員を育ててほしい」「新規創業者数だけでなく、その後の継続についても検証するべきではないか」「鶴岡の食文化（豊かさ）を自覚する施策を盛り込んでほしい」「郷土愛の意識付けを大切にしてほしい」「自給率を上げる施策は」など、活発に意見が出されました。

　坂本昌栄市議が傍聴しました。

※インキュベーションとは、新規事業の立ち上げを支えながら育成すること。