上程される議案は、決算４件、補正予算４件（うち専決処分１件）、条例４件、事件６件、人事３件の計21件となります。
■地域まちづくり基金３億５千万円積立
平成30年度９月補正予算では、一般会計で22億６２６２万円追加し、予算総額は６８５億１３７０万円となります。
旧市町村の地域活性化を図る「地域まちづくり未来基金」は、当初３億円の基金でスタートし、毎年度の決算剰余金を活用して段階的に積み増しするとし、今回は３億５千万円、さらに29年度決算を踏まえ「公共施設整備基金」に３億５千万円を積立てます。
一般廃棄物最終処分場整備事業費５億３５２０万円は、浸出水の下水道接続の設計業務委託について、用途変更等による増額と、工事が２ヵ年にわたることから、来年度分の減額、及び整備工事費の追加です。
鶴岡三中改築事業１億２６８９万円は、北工区外構工事について当初来年度に行う予定でしたが、今年度旧校舎解体と並行して行うものです。
８月５日～６日の大雨災害の復旧事業が、農地、農道など２億２９００万円、林道１億４５４０万円、市単独の道路、河川３３６０万円、補助事業による道路６３００万円などです。
市債の繰上償還に３億９６０８万円をあてます。
■友江荘と大東・いずみ保育園民営化
条例では、旧大網小の校舎を解体し、その跡地に「小さな拠点」づくりで設置した施設について「大網地区地域交流センター設置及び管理条例」を制定し、「朝日東部コミュニティセンター」を廃止します。
築40年以上経過した市養護老人ホーム「友江荘」（友江町２番18号）を12月で廃止し、現在指定管理者である社会福祉法人恵泉会に移管、民営化し、市の一部補助により恵泉会が新たに養護老人ホームを設置します。
市立保育園の指定管理について、羽黒地域の大東保育園といずみ保育園を社会福祉法人羽黒百寿会に委託、民営化します。
公設公営の保育園は、かたばみ保育園（家中新町）と西部保育園（新海町）、南部保育園（美原町、朝暘四小グランド跡地に移転新築）の３園のみとなります。
保育所の民営化は、市職員の削減を目的に、民間に安い人件費で保育を担わせるもので、旧榎本市政の「行財政改革」の見直しが急務です。
■文化会館第三者委、答申10月に
３月議会で設置された「第三者による新文化会館建設に関する調査・検証専門委員」の報告は、当初９月議会で行う予定でしたが、追加の調査があり、10月を目途に答申するとのことです。
