「埋め立て期間短縮」など求める

大荒最終処分場問題

「市民の会」「保全する会」が市に再要請

市当局に再度要請する「市民の会」「保全する会」の代表

　「大荒地内市ごみ最終処分場を考える市民の会」と「上郷地区・大荒里山の自然と住民の生活環境を保全する会」は13日、市に対して一般廃棄物ごみ最終処分場の問題について再要請を行いました。

　市側からは白幡市民部長、五十嵐廃棄物対策課長、門脇廃棄物対策課長補佐が対応しました。

　両会を代表して佐藤安太郎氏が白幡市民部長に要請書を手渡し、「市からの回答書を慎重に検討し、市民の会・大荒里山を保全する会の共同の見解と再要請であり、私たちの苦渋の選択を重く受けてもらい、計画の抜本的な見直し・変更については、これまでの市の反省と責任を踏まえて、地元同意が得られるように、市の英断を改めて強く要請する」とし、「埋め立て期間15年の期間短縮」「次の処分場候補地選定に関わる最終処分場計画の大綱（案）を市民に示すこと」「地元の意向を十分に反映した里山保全にむけた周辺部の整備を基本姿勢に明記すること」など15項目にわたる市の回答に対する見解と再要請事項を述べました。

　市民部長からは、できるだけ早く再要請事項について回答をしたい旨の答弁があり、出席者からは最終処分場計画で示されている埋め立て方式や、埋立高さ、二重遮水シートの安全性、防災調整池と水質関係などについて質疑・応答が行われました。

　両会としては、市からの回答と話し合いを受けて今月中に改めて判断をしてゆく予定としています。

　菅井巌市議と坂本昌栄市議が同席しました。