「生活保護のてびき」改善を

生健会が市福祉課に申し入れ

申入書を手渡す遠藤会長（左）

　鶴岡生活と健康を守る会（遠藤喜一郎会長）は６日、市福祉課に対して生活保護申請等の際に提示される「生活保護のてびき」について改善を申し入れました。市側から齋藤福祉課長はじめ担当職員が応対しました。

　冒頭に遠藤会長が「『てびき』を示され、あれもできない、これもダメという受け止め方をしている人がいる。ぜひ改善し、利用できる制度にしてほしい」と申し入れの趣旨を述べました。

　続いて、役員である菅井巌市議が８項目の申し入れを行い、「生活保護は憲法25条に基づく権利であり、誰もが困窮事態に陥ったら利用できる制度であること」「相談者の視点に立ち相談、申請、調査、利用開始のながれに沿って丁寧に説明すること」などについて記載することを求めました。

　齋藤福祉課長は、「課内で『てびき』の見直しを年度内にやりたいと考えている。頂いた内容も踏まえて検討し、皆さんにも改善されたものについて示し、改めてご意見をいただきたい」と応えました。

　申し入れ後に参加者からは、「市長が代わったこともあり、対話の姿勢が示されて良かった」との感想の声が寄せられました。

　申し入れには、役員として山田守市議も参加しました。