空き家増加、「対策計画」策定へ

５月にパブリックコメント実施

　鶴岡市議会産業建設常任委員会協議会が17日開かれ、「鶴岡市空き家等対策計画（案）」について当局から説明がありました。

　鶴岡市は、５年に一度空き家実態調査を行っており、平成27年度の鶴岡市内全域における空き家棟数は、２８０６棟で前回（平成22～23年度）より５３３棟増加、空き家率は５・１％となっています。

　また、空き家棟数の全体の約70％は鶴岡地域に集中しています。

　空き家実態調査では、優良から危険までＡ～Ｄランクまでの老朽危険度判定を行っています。

　所有者や周辺住民から相談が寄せられた場合、内容に応じて担当課が対応します。

　しかし、空き家に関する相談件数も増加する一方、市単独の取り組みだけでは対応が困難な事例がいくつもあるというのが現状であり、市と所有者、住民自治組織や専門家団体と連携して、空き家の適正な管理と活用の促進について実施していくために「空き家対策計画」を策定することが提案されました。

　今後、５月にパブリックコメント（意見公募手続）を実施、６月に計画策定・公表とする予定です。

　長谷川剛市議が出席しました。