財政健全化最優先で
旧町村の切り捨て攻撃か?
「地域まちづくり未来事業」が失われ、 旧町村に予算を決める権限がなくなった今、財政健全化を最優先とする「守りの走り」で、旧町村切り捨てが問われます。
本所・財政課の査定
藤島地域振興懇談会(委員長・成澤剛出羽商工会長)の令和8年度第1回懇談会が21日、藤島庁舎3階大会議室で開かれました。
始めに「藤島地域義務教育学校の開校準備委員会」の報告がされ、委員からは「学校統廃合で住民の寂しくなるとの思いもあり、将来に希望の持てる学校にしてほしい」との意見が数人から出されました。
説明・協議では、藤島地域の令和8年度主要事業と地域振興事業が話されました。
昨年度までの「地域まちづくり未来事業」が、「地域振興事業」に名称が変わり、予算と権限はすべて本所管轄になり、庁舎には予算を決める権限が失われ、本所・財政課の査定しだいです。
委員からは、公共施設の修理・修繕が進まない、開業26年の長沼温泉ぽっぽの湯の建物の老朽化や、藤島地区活動センターのトイレ水道が壊れているなどが訴えられました。
藤島のシンボルとなったイルミネーションは、予算の拡充がされず、クラウドファンディングで資金を募って頑張っている状況も話されました。
夏まつりの開催は、来年度から廃止の方向で検討され、委員からは、予算を削るのではなく、ふじの花まつりや秋まつりの拡充に回すべきとの意見です。
藤島庁舎では、義務教育学校の整備が優先され、文厚エリアのあり方は先延ばしとなり、学校周辺の施設は白紙の状態です。
義務教育学校がどんな施設になるかは現在、基本計画・基本設計の策定中で、資材高騰下の約130億円もの巨額な投資に、本所・財政課の査定が厳しくなるのは確実です。
藤島駅の無人化攻撃
鶴岡市は「財政健全化最優先」の方針のもとに、旧町村の切り捨てに向かっているかのようです。
目前の大きな問題はJR藤島駅の無人化の攻撃です。
藤島駅の業務員は、ふじしま観光協会の職員として女性2人が勤務し、市はこれまで業務委託料543万6千円を協会に支出してきました。
藤島文化スポーツ事業団職員のスポーツインストラクターに対しても、フルタイムからパート勤務に、補助金421万円の削減を本所から要求されており、どちらも職員の生活がかかった問題です。
藤島庁舎では、駅の利用者にアンケートを行い、インストラクターの健康指導の成果を力に、存続の要望を本所に伝えるとしています。
2つのタイプ
自治体の首長には2つのタイプがあるといいます。
一つは、財政健全化を最優先とする「守りの走り」で、住民からの要望に、財政的に厳しいなどを理由に見送ったり、最小限のことだけ行う市政運営です。
もう一つは、課題を解決するために施策を考え、財源確保のために国、県に働きかけ、自主財源の確保に努める「攻めの走り」です。