洪水を流しきれない上流を整備

京田川河川整備計画の住民説明会で

民報藤島2026年07月19日第1550号

 山形県による京田川の河川整備計画説明会が13日、藤島地区活動センターで開かれ、多数の地元住民が参加しました。

 県は、令和6年7月の大雨による浸水被害状況と、京田橋上流区間の河川整備計画(案)について説明しました。

上流は川幅が狭い

 京田川の浸水被害状況をシミュレーションで再現し、

 25日14時頃に、千本杉の宇津野沢川合流付近で、水を流しきれずあふれはじめ、

 16時頃に関根、千原、鷺畑と、上流からも次々と水があふれだし、

 26日2時頃に浸水のピークとなり、上流は川幅が狭く、洪水をながしきれずにあふれました。

 そのため、京田橋上流の洪水を流しきれない区間を対象に、河川の整備を行うとし、3つの整備方法を説明しました。

(1)洪水を全て川で流す方法

 川幅を広げ堤防を高くするが、完了まで30年程度かかる。

 堤防を2㍍ほど高くするため、内水氾濫の危険や、破堤した際の被害が甚大となる。

(2)遊水地(ゆうすいち)と川で流す方法【買収方式】

 最短9年程度で効果が出る。

 遊水池を買収し、掘って水の一部をためるが、営農は継続できない。

(3)遊水地と川で流す方法【地役権(ちえきけん)方式】

 最短5年程度で効果が出る。

 「地役権」を設定し、掘らずに洪水をためる。 遊水地は広範囲となるが営農を継続できる。

 県では効果が早く出る③「地役権」方式を採用すると説明しました。

京田橋の流れ改善と河口分離

 参加者からは、「地役権」方式に賛成という意見も出されましたが、地元住民による期成同盟会から、京田橋のところで川が大きくS字上に湾曲し、流れがせき止められる状態の改善と、京田川を最上川と分離し、河口を単独で日本海に流す事など、強く意見が出されました。

 今後のスケジュールでは、9月頃に2回目の地元説明会を行い、河川整備計画を策定し、令和9年度に計画公表、10年度に工事着手したいとしています。

 その間は、下流における浚渫と支障木撤去を順次進めるとのことです。

 上流の流下能力が小さく、河川整備の必要性は明らかです。

 一方で、県は住民の意見を尊重し、国土交通省に抜本的な対策の予算を求めていく必要があります。




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