晴景  晴景(せいけい)  城貞(藤の花)

民報藤島2026年07月05日第1548号

風月春花何処宜  風月(ふうげつ) 春花(しゅんか)何(いず)れの処(ところ)にて宜(よろ)し

山川田圃愜幽期  山川(さんせん) 田圃(でんぽ) 幽期(ゆうき)に愜(かな)う

尽之鶴阜勝区所  尽(ことごと)く之(これ) 鶴阜(かくふ) 勝区(しょうく)の所(ところ)

不識何攸応賦詩  識(し)らず何(いず)れの攸(ところ)にか応(まさ)に詩(し)を賦(ふ)すべきかと


自然の美しい風景は どこにいて眺めても、ふさわしいものである。

山川 田畑の平野の景色は 静寂を求める私の心を満足させてくれる。

どこを見渡しても すべて鶴岡地方は景色の良い所ばかりである。

いったい 何処の場所で詩を作ったらよいのだろうか。



晴景=晴れた日の景色。

山川=自然の景色。

宜=ふさわしい。

田圃=田と畑。

愜=気にいる。

尽=すべて。

幽期=世俗を離れた静けさを得たいと言う望み。

勝区=景色のすぐれたところ。

識=心に感じる。

賦詩=詩を作る。


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