きびちょ

所得の壁と収入不足

　今回の総選挙で自公は、過半数割れに追い込まれた。この歴史的な出来事は、しんぶん赤旗によるスクープが大きく影響したと認められている。特に選挙後半に出された「非公認候補にも２０００万円を出している」という報道が、国民の審判に影響したという。

▲結果、野党の協力を貰わないと法案が通らないので、国民の要求の中ではもっと忙しい「紙の保険証を残せ」という事があるんだが、野党の選挙公約の中から、「所得の壁」と言われる金額をどうしようかとの協議に入っている。という事は、部分的にこの党から協力を貰いたいとの表明か。

▲報道で見るように「所得の壁」はいくつもあり、何処で決着をつけるのかが楽しみである。近年は、基礎控除額を10万円引き上げて給与所得控除を10万円引き下げて逃げたんだ。だから、年給与が同額でも所得が10万円増える事になる。

▲という事は、所得割を使う課税等は金額が増える訳だが、今回の「所時の壁」は課税所得金額が大きく減る事になる。従って、国税も地方税も額が小さくなるのだ。それで、県知事達が収入不足で予算組めネ～と騒ぎ始めたという事。これは「国民の要求」に対するどっかから（ザイム省？）の差し金も？

▲国地方で15％の課税。「兆」とつく収入不足となれば、税額の９倍近いお金が社会を潤す事になるから景気が良くなるんじゃないの？与党が国民の要求を聴いてるのだから、地方が税収が減る分は当然、地方交付税で補って貰うことです。（石川）