きびちょ

多層民家は

　車の降りしな、〝５ ７ ５〟だ。〝紅葉中　探し数えた　滝七つ〟。これに、滝は夏の季語だけどな～と応えた女性は、俳句で最高賞を何度も頂いている人です。だからこれ〝句〟になっていないのかも。

▲今日は、医療生協やまがた藤島運営委員会が計画した健康ウオーキングで、朝日は六十里越街道にある「七つ滝とあの住宅」を見に来ていたのです。９時半で藤島体育館を出て、信号機のある所の産直でトイレ休憩をとると、もう土産を買い始めた人も。朝取りの物は帰りには無くなっているカモ、に納得。

▲14人の参加申し込みも、あれこれの都合で運転手を入れて10人の一行は、車一台が満杯だ。朝から晴れて、雨が入る予報はなかった天気に皆さん元気。この時間の滝。陽がさしていないからか、紅葉がハッキリしないな～と話していたら、地元「田麦」の名前の入ったヘルメットのおじさんが話してくれた。紅葉は例年より一週間以上の遅れとの事。新しい道が出来てこっちに車がこなくなってから、こんないい滝がある事は若い人は知らないだろうとの事でした。

▲俺は、名前は知っていたが、初めて見たんだ。かの俳句の女性は、俳句の仲間と何回も来ているとの事。彼女の他は皆初めて、かナ。

▲多層民家「旧遠藤家」は大きく豪華な構えなんだが、昔見た時より寂しく感じたんだっけ。山形県有形文化財の指定を受けているから、財政が豊かなら、姿がこんなに寂れてはいないだろうにと。そんなことを思いながらも、近くで食したソバのうまかったこと。（石川）