きびちょ

平和賞に思う

　ノーベル平和賞が日本原水爆被害者団体協議会（被団協）と発表された。世界を平和へと動かした長年の活動が認められたんだ。

▲これを視た俺は、ウルッと来たッケ。そして、バンザイしたんだ。素晴らしいことになったゾト。そして思ったのが日本の立ち位置だ。

▲藤島の私たちは「被団協」ではないが、彼らと同じ運動をしてきたんだ。それは、核兵器禁止の為の署名を集め、平和行進を繋げ、広島長崎の平和大会に代表者を送ってきた事だ。だから、これを共に喜び、誇りに思おうと呼び掛けたいんだ。

▲かつて、「世界大会に代表者を送る会」を毎年作って送る人を選定。その人の集落を中心に署名カンパ活動。世界大会に送ってきたんだ。

▲行進は、小中島で余目から引き継ぎ、役場前で当局と組合が歓迎集会を開き、商工会館で昼食。藤浪橋を渡り駅から下町に。八色木から長沼を超え、三川に渡したものだった。

▲「原爆許すまじ」の歌で行進。沿道から激励の拍手を貰い、元気つけられたものでしたが、今は羽黒山の石段の所から鶴岡に入るコースに代わった。

▲俺が20代前の最初の参加は、出来たばかりの小学生の鼓笛隊が先導。一日がかりで朝日の大網まで歩いたんだっけ。羽黒・櫛引・朝日が連なり、長く大きな列になった。行政も一緒の行事だったろう。

▲今の選挙。明確に核兵器に反対しているのは共産党だけ。他の党は抑止力頼み。抑止力は核を使う事が前提だから恐ろしい。国際社会は、核と人類が共存できないと、平和賞を与えたんだ。（石川）