東田川史跡物語

稲作改良碑① 青山 崇

民報藤島2024年08月25日第1459号

 史跡内にもう一つの石碑―『稲作改良碑』がある。旧郡会議事堂玄関に向って左手にあり、『駐鑾之碑』と互いに向合い対象的である。

 まずその規模を見てみよう。

 その前に次の方々に一言謝意を申し上げておきたい。

 藤島庁舎の日向理恵さん。互いに自治体勤務なら意思疎通も計りやすいのではと思い、生地での島野嘉作の資料をお願いした。

 『大野城市のいしずえ』『大野城市史』の島野嘉作に関わる部分のコピーがすぐ届いた。

 石碑の規模の計測をしていただいた文化記念館・郷研サークル会長渡部隆志さん、石質を観ていただいた石材店主北山文雄さん、島野嘉作資料をいただいた早坂清輔さんらである。

 改良碑全景写真は渡部さん提供である。

 改良碑の構成部分で計測したのは次のものである。

 稲作改良碑・その台座石、これを支え、周囲より1段高くし、全体に一定を生みだす基壇である。(つづく)



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