つくば市では義務教育学校の分離すすむ

　茨城県つくば市は、２０１１（平成23）年に、「教育日本一」を売り出し、２０１２（平成24）年に市内全校に小中一貫教育の導入を方針に掲げ、義務教育学校を次々と４校も開設していきました。

　しかし、つくば市教育委員会の検証（２０１８）では、「児童生徒の精神的健康度に課題がある」ことが指摘され、当時の教育長、門脇厚司氏（筑波大学名誉教授・庄内町立谷沢の出身）が、

　○小中一貫教育の全校実施は改める。

　○義務教育学校の新設はしない。等としました。

　つくば市の不登校児童生徒数は急増し、２０２２年に茨城県の不登校率が全国トップになったと報告されています。

　つくば市は現在、義務教育学校の分離が進められています。

　「学園の森義務教育学校」は令和５年４月に分離し、「研究学園小中学校」を開設。

　「みどりの学園義務教育学校」は令和６年４月に分離し、「みどりの南小中学校」を開設しています。

　義務教育学校はもはや破綻しています。


第66回自治体学校in神奈川（2024.07.20-21）の資料から