きびちょ

末恐ろしいもの

　先の国会で、憲法違反ではないのか・との疑念に十分な検討がなされないまま、地方自治に国が口を突っ込む事ができる法律が通った。どんな時に使うつもりなのか、末恐ろしいものがある。

▲一方、首相が国賓で招待されて米国とはどんな密約があるのか、隠していた米軍兵士の性犯罪が続々と出てきた。当然県に知らせるべき重要案件であるにも関わらずにだ。なぜ国は県に教えなかった。

▲それも、意図したと勘繰られても仕方がない、実に沖縄の県議選が終わってからの公表なんだ。選挙がある県民に、卑劣にも選挙が終わるまで隠していた。これが12月から公表されていれば、法律をひっくり返した代執行に支障があったろうし、新基地建設反対派が選挙で数を減らすなんてことは当然無かったと思われる。

▲その間、首相はバイデンと日に何度も会っていたんだ。首脳会談として、何日か一緒していたんだから。国民の安全を守るとか言いながら、子どもの人権すら守れないんだ。第一そんな気が無かった。沖縄で起きていた重大な事実も口に出せないんじゃ、対等の関係での会談か？　大統領に、肩を抱かれてその気になって政策を変えた。それなら国賓とは、日本が喜ぶもんじゃないでしょ。

▲夜遊びも呼んで深夜まで楽しんだ米国行きも、どんなことを約束させられた交流だったのか。沖縄県民は、在留米軍を『恐ろしい』と言っているよ。当然でしょ。これを払拭するには沖縄からいなくなる事ですな。（石川）