きびちょ

株価が上がっても

民報藤島2024年03月03日第1437号

 株価が、バブル期後初めてバブル期の最高値を突破したと、大はしゃぎをしていたっけ。東京証券取引所に上場する約2000銘柄の内、トヨタ自動車やNTTなど225銘柄の株価を平均したものを日経平均株価と言い、これが34年ぶりに最高の値になったんだと。

▲バブルの時は、俺にもそれなりに良い影響があったはずだが、今回は暮らしが良くなるなんてことはあるまい。どっかの誰か、つまり、良い処の株を持っていた金持ちに、金がなお溜まったって事だろう。言えば、爪の間を汚すことが無い、額に汗をしない人達がニタニタしていたんだろうと想像するんだが、こんな下品は良くないか?

▲こうなったのは、アベノミクス以降、年金基金など公的資金を投入する等、株価を上げる政策をしてきた事。円安も影響していたとか。証券業界では、まだ上がって、4万円超えもあるだろうと予想しているようだ。

▲気を付けたいのは、どっかに良い話があると、必ずと言っていい程ある、サギからの誘惑。政府は、庶民の貯金を動かしたくって、個人で出来る投資の道を作ったんだ。ニーサがそれだが、投資話は、農協や近くの銀行からの話は聞いても、電話での誘いには絶対乗らない事だ。それこそ、小金持ちのお年寄りが、老後にと握っていた金がそっくり無くなるばかりか、立ち上がれない程の金を持っていかれた話でテレビは賑やかだから。

▲俺は携帯を操作しないから、携帯を持って金融機関で暗証番号・って事はない。(石川)


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