八色木の村谷地が開田され、屋根の修復に使う茅を獲ることが出来なくなったので、昭和22年（１９４７）に瓦屋根に改修した。
昭和45年には、堂宇の傾きが著しく、道路の整備により境内の排水が悪くなり、柱根の腐朽も心配され、立ち上げ工事を行ってきた。
堂宇再建により２９０余年にもなり、その間風雨にさらされ、老朽甚だしく、明治27年（１８９４）の両羽大地震などにより破損が生じ、大規模補修を要する状況だった。
様々な検討の結果、平成７年７月完成を目途に、大改修を行うことを決めた。
改築工事費は概算１３００万円として、寄附を平成６年10月30日まで募ることにした。
御寄進額は１口３万円以上とし、３年分割も可能とした。
寄附金は、１７４６万５千円が集まった。
堂宇改修工事費は１６０３万６８００円となり、法要式典に１４１万２６４０円を支出し、支出合計は１７４４万９４４０円となった。
収支残金は、薬師堂保存会に繰り入れた。
平成７年４月に着工し、同年７月末まで立派に完成し、８月17日午前９時から精入れ式遷座、及び落慶法要を行った。
記念式典と祝賀会は、９月10日午後２時から地区公民館で行った。
大工棟梁は、八色木斎藤建築の斎藤清一氏である。
