マイナカード

立ち止まって検証を

　マイナンバーカードのトラブルが相次ぎ、現場に不信と負担を広げています。

　マイナンバーカードには医療情報、年金情報、公金受け取り口座、別の人の情報が大規模にひもづけられ、マイナ保険証も医療機関でのトラブルがあとを絶たちません。

　山形新聞・社説「マイナカード混乱拡大、全容把握し対策を急げ」(６／９)では、トラブルは「本県でも３件の報告があった」「信頼が回復できるまで既存の保険証廃止を延期するなど、いったん立ち止まる判断も必要ではないか。」と述べています。

　トラブル続出で、いったん運用を止める必要があります。

　しかし、12日の参院決算委員で、日本共産党の田村智子議員が、「立ち止まって検証を」求めたのに対し、岸田文雄首相は、国民の信頼確保と個人情報の保護徹底のため、「取り組みをしっかり進めていく」と述べるにとどまりました。