きびちょ

国が死の商人

　ウクライナの大統領は、日本には、戦争はしてはならないという憲法がある事を知っていて、ヨーロッパ諸国などが提供する戦車などが欲しいとは、日本には言わなかったんだ。だから岸田首相は、寒い国なんだからと、軍事物資でないカイロなどを送って、喜ばれていたんだが。

▲日本政府は、フィリピンは暖かい国でカイロがいらないからか、軍事物資に金を出すと言い始めたゾ。昨年12月に閣議決定した国家安全保障戦略に、民主主義や法の支配といった価値観を共有する国を同志国と見て、軍への協力枠組みの新設が書いてあり、その具体化だというのだ。今月中に国家安全保障会議（ＮＳＣ）で制度として決定するとの事。委員には反対する人はいないだろうから、スンナリ決まる事だろうテ。

▲非軍事分野に限定してきた政府開発援助（ＯＤＡ）とは別枠での金で、今年の予算に20億円がとってあるんだとサ。防衛費で騒いだ予算国会では、そんな話は無かったろ。恐ろしい事ヨ。いつの間にか、国の進む方向が変になっている。これも米国の要求？

▲提供する資機材は、防衛装備品の輸出ルールを定めた「防衛装備移転３原則」の範囲だと言うんだが、元々戦力になるものは憲法上輸出することが出来なかったんだ。それを誰かが金儲けをする為に「防衛装備移転３原則」を作ったんだから。

▲フィリピンのほか、インド太平洋地域の数か国に供与を想定だと。日本は、戦前同様、軍事大国として君臨したいのか。（石川）