ひでは、結婚翌年１９３４年(昭和９)宏を生んで母となった。続いて、２男哲、３男淳、長女せつ、４男士郎と５人の子を生んだ。
全て戦争中で、父は警察に拘留などで、一家が夫と共に一緒の家庭となったのはごくわずかの間だった。
１９３３年、俊太郎は前年の教育労働者組合結成で休職処分。伝手で当時の新聞『日刊山形』記者になる。
ひでは、現村山市河島小学校勤務、出勤に不自由で東根町実家から勤めた。新婚から別居生活である。
１９３４年、ひでは、山形市第３尋常高等小学校に転勤。山形市三島通りに新家庭をもつ。５月宏（長男ひろし）誕生。12月山形市緑町に転居。１９３６年哲（２男さとし)誕生。
（写真は、上からひで・長男宏・俊太郎・２男哲。１番下の子の子から見て、２男哲が１歳前後とみると、１９３８年頃のものか。)
１９３７年１月、俊太郎は山形市第３尋常高等小学校に復職した。しかし同学校に、ひでがいたので、俊太郎は、４月山形市第８尋常高等小学校に転任。10月惇（３男さとし)が誕生した。
