■懸案の顕彰碑建立
村山俊太郎・ひで顕彰碑建立実行委員会（委員長・梅津保一）が結成され、私もその一人である。
遅すぎたが、強く望んでいた鈴木輝雄氏は、あの世で建立と聞き、宿願成就と慶んでいることだろう。
俊太郎は１９０５年（明治38）、福島県現須賀川市に生れる。間もなく一家は山形に移住。
ひでは、１９０８年（明治41）、天童市山口に生れる。そして２人は山形師範学校を卒業し、小学校の教師になった。知り合い、共に熱き愛の往復書簡を交わし、１９３３年（昭和８）結婚した。
しかし、その前に俊太郎は、１９３１年（昭和６）11月、７人が集まり、県内初の教労山形支部を非合法で結成していた。
宣言は言葉を捩(も)じり出すように書かれている。
「教育労働者諸君（略）劣等児、困窮児は益々量的に質的に倍加する。
如何に劣等児救済教育を施すとも、胃癌にアンマ膏だ。
この吾等小学校教育に対するかかる飽くなき経済的迫害、政治的束縛から吾々を解放し、行きづまれる腐敗したブルジョア教育を撲滅し、輝かしき科学的プロレタリア教育制度並びに理論の建設を完成する。
唯一の最後の武器それは団結である。」
しかし特高が察知、１９３２年３月、小白川第６小学校卒業式記念写真撮影を終えると、生徒のいる前で検挙された。
募金を『民報』加藤鉱一まで、或いは下に。
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ゆうちょ銀行から【記号】１８５００－２【番号】１９２１４１８１ハヤサカ・ヒサヨシ
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