きびちょ
絶滅危惧種
民報藤島2022年05月15日第1349号
こどもの日の新聞を見てびっくりした。子どもの数が41年連続の減少で、前年に比べて25万人も減っているというからだ。
▲そう言われれば、我が町内会で今年の新入生は多い方で3人だったとか。それは、近年広がった新しい地域からの子どもだと言う。
▲俺はやっと80歳になったが、俺の同期生は9人いたんだっけ。小さいから遊ぶ範囲が狭い。見たことがない顔が同期だとの認識もずっと後からだったと思うが、9人と言えば我が町内会の今の小学生の人数位なのでは。
▲こどもの日と言えば思い出すのが、小学生だけだったと思うが、この日は法眼寺で孟宗汁を食べさせてくれるものだった。PTAの役員達のご苦労のせいだったと思うが、お椀と箸を持っての集まりだった。大勢いたよ。
▲今国では、こども庁だとか、名前をどうするだとか言っているようだが、その目的は何なんだろうか。子どもがいなくなるんだよ。子どもの数を増やす責任があるんじゃないの?というか、産める環境を作る責任があるゼ。
▲日本はここ十数年、世界中で賃金の上がらない珍しい国だと言われている。そして内部留保というお金は、急上昇しているんだ。正規を非正規にするように、働く者のお金を削っているからだゼ。
▲年収200万円台の人が増えていると言うから、子どもを産める社会じゃない。早く働く者の給料を上げ、喜んで子どもを産める環境にしないと、日本人は絶滅危惧種だゼ。(石川)