きびちょ

年金裁判が地裁で

　物価は上がる。殊に灯油・ガソリンは毎日の暮らしに係わる。春には色んな物の値上げが予想されている。それでいて年金が下がるのが今の状況だが。

▲お年寄りの生活を支える年金を下げる事は、福祉の向上を定めた憲法25条に違反し、年金で生活をしなければならない者の財産を削ることになるから憲法19条に違反すると、全日本年金者組合が全国各地で起こした年金裁判。22日山形地裁は原告の請求を棄却した。

▲健康で文化的な最低限度の生活と言っても色々あって・国には財政事情もあって・立法府には広範な裁量権があってだと。年金だけが福祉でも無いってことも。訴えた側の暮らしより、国の方を良く見たと思える判決でしょ。憲法に照らしての内容が分からないが、俺には国に忖度(そんたく)したと見えるんだ。

▲今の年金制度は、マクロスライドとか称して毎年下がる仕組みなんだ。国には財政事情があっても、国民が生活できる制度にする責任があるんですよ。だから、生活保護制度もあるんだから。どこまでも下げるんじゃ無くして、せめて「ここまで」という最低を決めることだって判決は出せるんだがナ～と。

▲年金を下げられて困っている人を代表して起こしている裁判なんだから、年金者組合だけの裁判では無いんだ。原告は、仙台高裁に上告すると言ったと山新に出ていた。年金者組合員が裁判費用をワンコイン・５００円を毎年出して闘っているもの。暮らしを守る為共に頑張ろうじゃないですか。（石川）