きびちょ

これで良いのか

　日本は本当に民主的な政治なんだろうか、と時々思うんです。

▲第一に、憲法に照らし長年確認してきた専守防衛の方針を、突然首相の独断で解釈を変更する。それを押し通すために、法制局長官の首まで代える。そして強引に戦争できる法律を作ったんだ。

▲これは民主的に多数決で決めたんだ、と言うかもしれないが、反対したら次期の公認は無いヨ、と頭を押さえての仕事と見た。続く秘密保護法など関連法も同じ形ダデ。官僚の人事までも抑え、反対はできない体制に。

▲何度も県民の意思が表明された反対の声は無視されて、今も基地の建設が進められている沖縄。国が民意を尊重するのが民主主義のハズなんだが。海底がマヨネーズ状態で改良が必要だと計画変更を国が求めても、県民を代表する知事はこれを認めない。これに国は裁判を起こす事になるんじゃないの？

▲自分に都合が悪ければ、公文書は改ざんするわ、統計まで誤魔化すわダ。あんなに抵抗していた赤木さんの訴えは、認諾(にんだく)で逃げる。

▲これは、独裁というか専制というか、どっちだろうと思っているのが、学術会議員の任命拒否だ。菅前首相は理由も言わず、言い訳もしないで、政権を放り投げて行ってしまった。これを引き継いだ岸田首相は口を閉ざしている始末。

▲政権党である自公はこれを許しているんだから、いつかは恐ろしい事にならないか心配だが、自公とそれに与(くみ)する議員を減らさないことには、解決の道はないんだ。（石川）