きびちょ

さすがプロだぜ

　１月８日は珍しく天気が良かった。この日は年金者組合の山歩きの日だった。山歩きと言っても年金受給者が多いから、庄内の山が中心で、高舘山を歩く事が多い。ここは、俺達に無理のない多くのコースがあるから、打ってつけの山だ。

▲よく・珍しい事をすると天気が変わる・と世間では言うから、普段俺は箒を持たないことにしている。しかし、この日・俺の参加は珍しかったのだ。それで責任者が言ったものだ。ほれ・珍し人来たもんださげ上天気だ・と。

▲９時に駐車場を出発で下池一周へ。登りにかかって暫く行くと、狸と思しき足跡が。その周辺には桜の蕾の殻が散らばっていた。声も姿もないが、ウソが来ていたのか。以前にウソの被害で桜がダメになった報道を聞いているので、今年は？

▲池の中心部に凍らない部分があって、そこに白鳥や鴨類が集まっているんだが、すぐ傍の氷の上には、多分鷹の一種だろうと思える一羽の鳥が見える。

▲結構行き交う人が多いとは、散歩コースにしている人が多いんだろうか。そんな人達が気づかないだろう、緑鮮やかな叺(かます)状の繭をベテランが見つけた。ほとりあで学芸員に聞いたらすぐに答えが。ウスタビガと言うんだと。

▲忘れないうちにと、藤島の図書館に図鑑を見に行ったんだ。司書さんに高舘山の話をしたら、５分とかからずに見つけたんだっけ。学芸員さんも司書さんも、さすがはプロだゼ。

▲ウサギの足跡があった。確認できた鳥は、小白鳥に真鴨、四十雀と尾長だった。（石川）