きびちょ

これが民主主義か

民報藤島2021年12月26日第1330号


 ビックリしたなも~でしたナ~。これが自公政権の民主主義なのですか。先の選挙で自公に入れた人達も、こんなこと許されますか。

▲森友学園に、国有地の払い下げが8億円も値引きされていた。安倍首相の昭恵夫人が、名誉校長の関係で値引きされたのではないかとの疑惑に、首相が「私や家内が関わったとすれば総理も議員も辞める」と言ったことから始まったんだろう、あってはならない公文書の改ざんだ。

▲この改ざんを命じられたのが赤木さん。彼は、良心の呵責(かしやく)から自死された。何故自死さねばならなかったのかの原因を求めて裁判に訴えた赤木さんの妻。これに請求棄却を求めるなど、不真面目だったのが被告の国側だ。

▲改ざんの経緯が書かれた赤木ファイル。被告はそんな物はない・と言い続けながら裁判所の命令でしぶしぶ出してきたのが、黒塗りのいわゆるのり弁状態。これが長い時間続いていたんだが、12月15日の裁判で突然、「訴えの全てを認める」と豹変(ひようへん)したのだ。

▲訴えの全てを認める事を法律用語で「認諾(にんだく)」と言うんだそうだ。これは最高裁の判決が出たのと同じで、裁判の終わりを意味する事に。従って今後行われるはずであった証人尋問などの手続きは一切行われない。国は、金を払って真相究明から逃げたんだ。これは首相にしてもらった岸田のアベ元首相への忖度(そんたく)か。

▲高~い弁護料も損害金も俺たちの税金なんだとは許せね~が、アベ政権で壊された民主主義を取り返すのは国会の責任だゼ。(石川)


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