志願して面接・訓練の指導に当たり、戦後は日本共産党愛知県副委員長を務めた田中邦雄さんの話。
後続隊は、本土決戦に備えた特攻隊の予備組織。新聞広告や校長が５・６年生から選ぶなどして集めた。
広告は「隊員急募 必勝の大道だ！皇国護持の絶対道だ！唯一残された！神風特攻後続隊（略)［男女,齢ハ問わず］総司令 常岡達雄（略）」。
志望者欄の「男女問わず」が狙いだったのか。「女性は(兵士に)なれないので『天皇陛下のために死ぬ』場所がない」ので来たという女性が多く、半数以上は女性になった。
「親兄弟皆死んだ。敵を討たして下さい」と訴える沖縄出身の女性もいたという。
