請願「戦没者眠る土砂を使わないで」

総務常任委員会で不採択

加藤鉱一議員は賛成

　鶴岡市議会12月定例会に出された「沖縄戦戦没者の遺骨を含む土砂を埋め立て等に使用する計画の中止を国に求める意見書の提出を求める請願」（若者なりに社会を考える会・つるおかＰＩＴＯＰＥ・代表 菊地将晃）が７日、総務常任委員会（佐藤昌哉委員長）で審査され、反対多数で不採択となりました。

　請願は、自筆５１９人、オンライン１８３人の計７０２人の署名も添えられました。

■請願者を審査？

　佐藤博幸議員（新政クラブ）は請願者や署名について質問し、討論で、「普天間基地の返還は一刻も早く実現しなければならない重要な課題だ。

　近隣諸国からの軍事的脅威に対する抑止力の点でも大きな問題だ。

　地方自治体が国に対して、外交防衛問題について意見書をあげることはなじまない」と述べて反対しました。

　共産党の加藤鉱一議員は討論で、「反対者は、請願の中味について審査しないで、請願者について審査しており、逸脱していると感想を持った。

　請願文にはない、基地問題や外交防衛問題を理由に反対することは、余りにもかけ離れており、論理的に成立しない。

　戦没者が眠るこの地の土砂が、再び戦争につながる軍事基地のために使われてはならないとの一点で賛成」と述べました。

　賛成は、加藤鉱一議員(共産党)、石井清則議員(市民フォーラム)の２人、

　反対は、佐藤博幸議員と本間新兵衛議員（新政クラブ）、小野由夫議員と佐藤久樹議員（無所属）の４人です。