鶴岡市の就農支援事業
メニューが多彩で、拡充
民報藤島2021年07月25日第1309号
鶴岡市では、皆川市長が２０１９年度に新規就農者に対する支援制度を創設し、事業を展開しています。
国・県の補助対象にならない小規模な農業用機械や施設の導入に補助する「オーダーメイド型独立就農者支援事業」の他、２０１５（平成27）年度に創設した「ＵＩターン就農者支援事業」も拡充しました。
農業研修奨学金は当初30万円でしたが、75万円に拡大しました。
市農業委員会では新規就農者との農地の借り受け希望に対し、「アグリランドバンク」事業で仲介も進めています。
■鶴岡市の就農支援事業
| 事業名 | 対象者／事業主体 | 支援内容 | |
| 1 | 鶴岡市新規就農定着アドバイザー | 新規就農定着アドバイザーを設置し、新規就農者の相談・指導を実施 | |
| 2 | 鶴岡市新規就農者研修受入協議会 | 希望する研修内容・将来の農業経営の構想等を確認したのち、協議会に登録した研修受入農家のもとで最大2年間の研修を実施。農業次世代人材投資事業(準備型）を活用しながら研修を受けることも可 | |
| 3 | オーダーメイド型独立就農支援事業 | 年間農業所得目標200万円を目指す事業計画を策定した者 | 補助対象経費は国・県の補助事業の対象とならない小規模な農業用機械、施設の導入に係る費用（事業費上限150万円） 補助金の額は補助対象経費の1/3以内の額 |
| 4 | 鶴岡市UIターン就農者支援事業 (農業用機械・農業用ハウス賃借料支援） |
転入後、10年を経過しないUIターン者のうち、認定新規就農者である者 | 補助対象経費は農業用機械・農業用ハウスの賃借料年額 補助金の額は補助対象経費の1/3又は5万円のいずれか低い額以内の額 |
| 5 | 鶴岡市UIターン就農者支援事業 (住宅家賃支援） |
転入後、10年を経過しないUIターン者のうち、認定新規就農者である者 | 賃貸住宅等の家賃月額又は4万円のいずれか低い額に入居月数を乗じて得た額以内の額 |
| 6 | 鶴岡市UIターン就農者支援事業 (農地賃借料支援） |
転入後10年を経過しないUIターン就農者のうち、認定新規就農者である者 | 農地賃借料を助成。金額は補助対象経費と鶴岡市賃借料いずれか低い額の1/3又は9万円のいずれか低い額以内の額 |
| 7 | 農業研修奨学金制度 | 49歳以下で親元就農している者又は農の雇用で雇用されている者で年間30日以上農業研修を行う者 | 研修会への参加や先進農家等での栽培技術の研修を行った場合に農業研修奨学金を支給。奨学金75万円 |
| 8 | アグリランドバンク事業 （新規就農支援型） |
認定新規就農者（親元就農除く） 鶴岡市農業委員会 |
新規就農者支援の観点から経営耕地の一部を貸し付けできる農業者（新規就農者支援農業者）をあらかじめ募り、新規就農者から借り受け希望があった場合に、双方の面接を経て貸借へと繋げていく。※貸付できる面積の上限設定あり |
| 9 | 食と農のビジネス塾 | 地域定住農業者育成コンソーシアム事務局（山形大学農学部内） | 農業を志す方が優れた経営感覚と販売ノウハウを修得することを目的として、「食と農のビジネス塾」を開講 |
| 10 | 農業スタートアップ塾 | 地域定住農業者育成コンソーシアム事務局（山形大学農学部内） | 農業生産に関わる基礎及び技術を養成するために、山形大学農学部で履修証明プログラム「農業スタートアップ塾」を開講 |