エジプトは、首都カイロ、人口１億人ほどで、面積は日本の２・７倍ほどの国土であるが、ナイル川のデルタ地帯、ナイル渓谷の５％に住んでいる。他の95％は砂漠である。
まさにエジプトは〝ナイルの賜〟である。
このような国土に紀元前３０００年頃には強大な中央集権国家がつくられ、エジプトの象徴といえるピラミッドや黄金のミイラがつくられていた。
去る４月３日、首都カイロで、手狭になったエジプト考古学博物館に展示されていた古代エジプトの王と王妃のミイラ22体を特殊カプセルに入れ、約５キロ離れた新築のエジプト国立文明博物館(写真上右)まで移送する「ファラオ(王)の黄金パレード」と題し、仰々しく行われた(写真上左)。
王と王妃のミイラ22体は、新博物館のミイラホールに様々な埋葬品とともに展示されている。
写真下左は「ツタンカーメンの黄金のマスク」であるが、マスクだけでなく全身を写真下右のように覆うのが普通であった。墓も様々な絵で飾られていた。
