去る５月31日、大坂なおみ選手の記者会見拒否をきっかけに、全仏オープン２回戦を棄権し、休養のニュースは世界中を駆け巡った。その理由は、記者会見は、大きな不安の波に襲われ異常なストレスになるとの理由だった。しかしこれだけでは十分に納得できずにいた。そしたらすぐ「大坂ツイッター全文」が公表された。「規則の一部が時代遅れ」なども上げ、しかし２０１８年全米オープン以来、長い間、気分の落ち込みに苦しんできたことも告白した。
世間でいう「うつ病」である。
各界から共鳴・共感の声が大阪に届けられた。常勝のジョコビッチは、「とても勇敢。長い時期心を患ってきたことは残念。罰金を科す規定には異論があり支持する」という。ドイツの新聞は「アスリートの心の健康問題に踏み込んだ勇気ある行動」と評した。専門家は「精神失調への偏見はまだ強く。スポンサーを持つトップ選手ほど症状を明かすことは困難」と指摘する。
今、すべての差別・格差一掃が叫ばれるようになった。アスリートも例外ではない。
私自身も現職時に自律神経失調症になり、卒業の３年担任を持ち、何にもまして私が居なければならない時期と、やる気のなさとの狭間で苦しんだことがある。
でも、今はなによりも休養と、思い切って休暇をとった。生徒には私の状況を全て話した。
不思議なもので、卒業後このクラスとの会合などの接触がもっとも頻繁である。
