４月10日は女性参政権行使75周年であった。しかし、男女平等指数は直近の発表で日本１２０位（１５６ヶ国）という後進国である。特に政治分野での遅れが著しい。
北極圏の近くに位置し、白夜とオーロラ(極光) などで知られアイスランド、人口約36万人・面積約10万km²(北海道とほぼ同)、１９４４年デンマークから独立した。
１９７５年10月24日、「女性の休日」として、全国の女性の９割(約16万人)が参加しストライキ・デモ・集会(写真)を実行した。男性は女性の社会的力を思い知らされたという。
これが男女平等指数世界１位への転換点になった。12年連続で１位をキープし、毎年「女性の日」として祝われている。
ジェンダー(社会的・文化的な性差)の不平等解消へ世界最先端を行くと、ニューヨーク・タイムズが称賛した。
その実態の２、３を紹介しよう。
２０００年に父親も参加する育休制度を導入、育休期間は母親・父親共に６ヵ月、父母共有６週間、その間の給料の８割は政府支給。子育てにより責任を持つことで、親子共により幸せを感じることができるようになったという。
２０１０年、企業の女性役員を４割とする割当制度の導入。
２０１８年に男女の賃金格差を違法とする世界初の法律の施行などである。
