し、北はベネゼエラから南端マゼラン海峡までの南北４０００㎞(日本の倍)東西平均１７５㎞の細長い国で、ほぼ中央に首都サンチャゴ(５５０万)がある。面積は76万km²で日本の約２倍、人口は１８９５万人である。
アンデス山脈は貴重な鉱物の金・銀・銅・鉛などが多量に埋蔵されるが、金・銀はスペイン植民地時代に掘り尽くされた。
チリでは、銅が20世紀になって、北部のチュキカマタで世界最大の露天掘り銅産出が行なわれ、経済の重要な柱となっている。
さて表題のリチウムである。
リチウムイオン電池として携帯電話やハイブリッド自動車、電気自動車などの需要が急速に増加し、さらなる増加が見込まれる。
一方リチウム資源は２００７年の資料で世界の約３／４がチリに埋蔵しており，生産量もチリは38％を占めるという偏在・寡占状態である．
日本はほとんどを輸入に依存しており、今後の急激な増加と供給のアンバランスが大きな課題となっている。
（チリ、リチウム産出のアタカマ塩湖）
